カテゴリー「熊本城」の記事

2024.04.06

宇土櫓などの復旧状況 (2024年3月)《熊本城》

前回はこちら→《宇土櫓などの復旧状況(2023年10月)《熊本城》》

通町筋からはお城の近くにクレーンが見えなくなりました。

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宇土櫓の囲いはこんな感じになっています。

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囲いのなかが透けて見えているのがわかるかな。

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二の丸側から見ると、囲いに宇土櫓の完成図が描かれています。

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数寄屋丸の状態は変わらず。

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戌亥櫓が撤去された西出丸の石垣は崩壊部が撤去されコンクリートで保護されました。お掘に保管している石垣石が増えています。

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お城の復旧作業と直接関係あるかどうかは不明ですが、加藤神社へ向かう参道沿いの桜の木が三分の一ほど伐採されていてちょっと寂しくなっていました。

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切り株を見るとどれも大きな空洞が目立ちますので、状態が悪い木を伐採したのかもしれません。

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前回は撤去作業中だった加藤神社側の石垣もコンクリートで保護されています。

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二の丸の北側の石垣石の保管場所では、石がなくなった区画がある一方で、石垣石や玉石が増えている区画もありダイナミックに石が出入りしていることが伺えます。

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棒庵坂横のお掘も石が増えています。

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平櫓があった場所の石垣は、足場が組まれて今まさに崩壊部分の撤去が行われていました。

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熊本大神宮の向かい側の石垣石置き場。石の状況がまた変わっています。

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坪井川沿いの馬具櫓の撤去された跡は特に変化なし。

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飯田丸は作業用の足場がなくなっていました。石垣の修復が一通り終わっています。

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全般に石垣の修復が本格化しています。まだ撤去の段階が多いので先はまだ長そうです。

おまけ。二の丸から西出丸、本丸方面へ向かう桜のトンネル(2024-03-31)。

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こちらの2017年4月5日の石垣が崩落したままでまだ通行止めだったころの写真(→熊本城石垣等の復旧の記録)と比較すると感慨深いものがあります。

 

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2023.10.29

宇土櫓などの復旧状況(2023年10月)《熊本城》

通町筋から見える熊本城天守閣に、またクレーンが並ぶようになりました。宇土櫓の修繕のためのクレーンです。

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宇土櫓はこのとおり全面的に足場に覆われています。以前見た巨大なコンクリート構造物は足場の基礎になってますな。

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宇土櫓の足場の堀側はこんな風に大掛かりな鉄骨構造になっています。

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二の丸から見た宇土櫓。

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辰巳櫓は完全に撤去されていました。

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辰巳櫓のある西出丸の崩落した石垣の石がようやく撤去されて堀の中に整列されています。

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加藤神社の入り口から見える崩れた石垣は重機で撤去作業の途中でした。

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本丸周りの通り道に崩落した石垣も撤去されています。

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数寄屋丸はまだ手つかず。

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棒庵坂横のお堀に置かれた石。すこし増えたかな。

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飯田丸五階櫓はクレーンで石垣の修復中です。

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撤去された馬具櫓のあとは、とくに変化なしでした。

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ざっと見て回った感じでは、いまの熊本城の復旧作業として、宇土櫓を始めとした各櫓の撤去と、崩落した石垣の撤去がメインのようです。

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2023.06.20

宇土櫓と戌亥櫓 《熊本城》

宇土櫓は、2022年10月1日から解体修理に着手されましたが、5月27日時点でこんな感じ。宇土櫓の周囲は立入禁止になっていて、本丸広場より天守閣横を渡った橋のたもとからの写真です

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櫓本体はまだ手つかずで、手前にクレーンか何かの基礎みたいな巨大なコンクリートが設置されていました。これから足場や囲いが築かれるのでしょう。

昨年秋には解体が始まっていた戌亥櫓は撤去が済んで今は建物はなにもなくなっていました。(5月27日時点)

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飯田丸の方では石垣の積み直し復旧作業が進んでいるとの報道もありました。まだまだ先は長いですが少しずつ前にすすんでいます。

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2022.02.20

熊本城の石垣等の補修が進んでいます。《熊本城》

熊本城の石垣などの補修について『熊本城の石垣の補修が始まりました。』で一度記事にしましたが、その後さらに変化がありました。

まずは馬具櫓の状況。

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櫓が完全に足場で覆われ、櫓の下の石垣は全部取り除かれています。

加藤神社付近の戌亥櫓はこんな状況に。

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櫓と石垣を鉄骨の足場でガッチリ支えています。工事看板に解体工事とあるので一旦解体して補修するのでしょうか。

二の丸正面の西出丸の石垣に足場が組まれました。

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棒庵坂横の堀の落下した石垣の撤去工事はこんな状態です。

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このように石垣や櫓の工事があちこちでどんどん進められていました。

 

 

 

 

 

 

 

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2022.01.22

熊本城の石垣の補修が始まりました。

2016年の熊本地震で被災した熊本城は、2021年の3月に天守閣の復旧工事が終了して、ひきづき石垣の本格的な復旧が始まりました。

城彩苑近くの坪井川に面した馬具櫓は櫓本体を補強の鉄骨で支えて、石垣を一旦撤去しています。

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着手前はこんな感じでした。(2021年)

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棒庵坂横のお堀では崩落石材の回収工事が始まっていました。

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熊本城の復旧工事が全部終了するのは2037年の予定で、まだまだ先は長いですが、少しづつでも復旧が進むのは嬉しいものです。

※石垣等の復旧を経時的に記録している記事はこちらです。→《熊本城石垣等の復旧の記録

 

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2021.08.14

熊本城特別公開(2021年7月)

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2016年の熊本地震で被災した熊本城天守閣の復旧は2021年3月末に終わったのですが、新型コロナの流行を踏まえて特別公開が一時見合わされ、6月末にようやく公開となりました。その天守閣を7月に見てきた記事です。

本丸広場から見た天守閣と小天守。

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右側の小天守の坂道が入り口です。入り口はこんな感じ。わくわくします。

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なお言わずもがなですが、今回の復旧は、外見だけを模して昭和に再建されたコンクリート製のレプリカ天守閣の復元です。天守閣の中身は歴史博物館的展示になっています。

こんな感じで階段があって

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  (※最上階まで各階にアクセスできるエレベーターもあります)

各階に加藤氏、細川氏の時代から現代までの熊本城や城下町の歴史、変遷が展示されています。

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最上階の廊下は木の廊下でいい雰囲気です。

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天守の窓から見た熊本の町並み。このながめは本当に久しぶりです。。

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宇土櫓は上からみてもかなり痛みが目立ちます。

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小天守のアップの写真。

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補強工法の説明もあります。これは鋳鉄ブロックによる耐震補強の実物。

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復興城主のデータベースもありました。つボイノリオ大先生が熊本城主である証拠写真。

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熊本城特別公開は、新型コロナウイルスの再流行で8月上旬に再び一時見合わせとなり、いまは残念ながら見ることができません。悪疫が去り熊本城に再び人々が集まる日が早く来るよう祈ってこの記事を終わりとします。

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2018.09.10

最近の熊本城

最近の熊本城は、通町筋電停から見ると
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工事用足場が見えなくなっている。
クレーンがあったり、下の方が変な形してるのが見えるので、まだまだ工事中なのだが、ずいぶんすっきりした。

これが二の丸方面の加藤神社から見ると
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下層階の工場が真っ最中なのがまる見えで、頭でっかちなアンバランス度が進んでいて
前よりも更に《合体ロボット》っぽくなっている。

まあ、石垣の復旧は2年半になろうとしてもなかなか進まないし、せめて目立つ天守閣を早めに直そうというのは正しい選択だったのかもなあ。

おまけ。城下上通の《あまみや》の秋の新作『栗づくしパフェ』
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