宇土櫓などの復旧状況 (2024年3月)《熊本城》
前回はこちら→《宇土櫓などの復旧状況(2023年10月)《熊本城》》
通町筋からはお城の近くにクレーンが見えなくなりました。
宇土櫓の囲いはこんな感じになっています。
囲いのなかが透けて見えているのがわかるかな。
二の丸側から見ると、囲いに宇土櫓の完成図が描かれています。
数寄屋丸の状態は変わらず。
戌亥櫓が撤去された西出丸の石垣は崩壊部が撤去されコンクリートで保護されました。お掘に保管している石垣石が増えています。
お城の復旧作業と直接関係あるかどうかは不明ですが、加藤神社へ向かう参道沿いの桜の木が三分の一ほど伐採されていてちょっと寂しくなっていました。
切り株を見るとどれも大きな空洞が目立ちますので、状態が悪い木を伐採したのかもしれません。
前回は撤去作業中だった加藤神社側の石垣もコンクリートで保護されています。
二の丸の北側の石垣石の保管場所では、石がなくなった区画がある一方で、石垣石や玉石が増えている区画もありダイナミックに石が出入りしていることが伺えます。
棒庵坂横のお掘も石が増えています。
平櫓があった場所の石垣は、足場が組まれて今まさに崩壊部分の撤去が行われていました。
熊本大神宮の向かい側の石垣石置き場。石の状況がまた変わっています。
坪井川沿いの馬具櫓の撤去された跡は特に変化なし。
飯田丸は作業用の足場がなくなっていました。石垣の修復が一通り終わっています。
全般に石垣の修復が本格化しています。まだ撤去の段階が多いので先はまだ長そうです。
おまけ。二の丸から西出丸、本丸方面へ向かう桜のトンネル(2024-03-31)。
こちらの2017年4月5日の石垣が崩落したままでまだ通行止めだったころの写真(→熊本城石垣等の復旧の記録)と比較すると感慨深いものがあります。
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