2024年5月の記事
2024.05.20
2024.05.19
大縣神社
愛知県犬山市にある大縣(おおあがた)神社へ行ってきました。昔から尾張国二の宮として崇敬を集める神社です。先日の田縣神社と同じく豊年祭が盛んで、こちらは女陰を象徴したお多福の神輿が練り歩くとのこと。
場所は名鉄小牧線楽田(がくでん)駅から歩いて約20分。駅から神社まではまっすぐ一本道なので迷うことはないです。月曜から金曜はコミュニティバスが楽田駅から神社近くの二の宮バス停まで走っていますが、土日は車か徒歩しかアクセス手段がないので注意。
二の宮だけあって規模の大きな神社です。また奥の院の本宮が後ろの本宮山の山頂に鎮座しているとのこと。
祭神は大懸大神(尾張開拓の祖神)で、摂社の姫の宮に大懸大神の神裔 玉比売命が祀られています。
姫の宮の玉比売命は女性の守護神として、安産・子授け・婦人病、特に縁結びの神様として篤い信仰を得ています。近くに良縁成就のむすひ池があります。
姫の宮の裏手に姫石という、リアルな女陰の形状をした石が鎮座しています。
形状がわかりやすいように立体写真にしてみました。(平行法)奥行きがちょっと強調されすぎてしまいましたが、姫石の凸凹はこんな風に生々しくリアルです。
女陰を象徴していると言われるお多福神輿は見ることができませんでした。大縣神社の豊年祭は毎年3月15日の直前の日曜日に開催されるので、実際のお祭りでぜひ見てみたいものです。
おまけ。境内には地元のチェンソー彫刻家が奉納した干支の辰の一刀彫(一チェンソー彫?)が飾られています。過去の作品も社殿の裏側に保存されていました。
裏手には梅園があって、梅花の頃はとても綺麗だそうな。
2024.05.12
田縣神社
愛知県小牧市にある田縣(たがた)神社へ行ってきました。(縣は県の旧字体)男根・陽物を祭り、巨大な陽物神輿でねりあるく豊年祭で有名な神社です
場所は名鉄小牧線田県神社前駅駅から歩いて5分ほど。そこそこ大きい規模の神社で境内はとても綺麗に管理されています。
祭神は御年神と玉姫命で、万物の育成や子宝安産の神様とのこと。なので商売繁盛の願掛け絵馬の他、私がいた短時間の間に何組もの夫婦が御祈祷を受けていたり、境内に子宝成就、安産のお礼参りの絵馬がたくさん掛かっていたりしました。
本殿内の左手には巨大な白木の男根、右手には黒光りする巨大な男根。
神社の説明によると、3月15日の豊年祭に向けて毎年ヒノキの木彫りで作成される大男茎形(おおおわせがた)が奉納されたものだそうな。
本殿の左手に奥の院がありそこにも巨大な男根があります。
何体もの奉納された男根。
奥の院の前には、男根に似た形の石が奉納、設置されています。
これは男根と女陰のセットの石でしょうか。
珍宝窟と名付けられた金玉をモチーフにした凝った形のオブジェがありました。右の玉をさすると家内安全、商売繁盛、金運の願い、左の玉をさすると恋愛成就、子宝安産、夫婦和合が叶うそうな。
道端の柱にも亀頭を飾り付ける芸の細かさよ。
こちらは神社と駅の間にある武野屋という菓子屋さん。
菓子に加えて手作りパンを売っている変わり種のお店ですが、神社にちなんで売られているのがこれ、田縣もなか。買ったあと半日もちあるいたのでちょっと形が崩れちゃっていますが、真ん中に陽物のレリーフをあしらったもなかです。中は甘さ抑えめの小豆餡でとても美味でした。
太郎と花子の子宝まんじゅうというのもあります。これは黄身餡の花子の方。太郎の方は抹茶餡だそうな。形は安産にちなんでヘソを象ったものだそうな。
おまけで、小牧山城もなか。これも持ち歩いている間に形が崩れちゃってますが、立体的な天守閣の形のもなかです。
巨大な陽物を神輿にかついでねりあるく豊年祭は一度は生で見てみたいのですが、日付固定で平日開催が多くなかなか機会が合わないのが残念です。豊年祭の絵巻の手ぬぐいが神社で授与されていましたのでとりあえずはそれで雰囲気に思いを馳せておきます。
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