映画『唄う六人の女』
このブログには珍しく封切り前の映画の情報などを。
伏見ミリオン座という映画館で、本編上映前に『唄う六人の女』という映画の予告篇が流れた。一見して不条理なドラマで、エログロかつスタイリッシュな絵が流れ、どこか惹かれるものがあった。2023年10月下旬封切りだった。
調べてみると惹かれるのも道理。監督の石橋義正氏は、かのテレビバラエティ番組『バミリオン・プレジャー・ナイト』(以下「VPN」と略す。)の監督で、VPNの1コーナーから独立した番組『オー・マイキー』などを作った人だ。VPNは2000年頃の深夜放送で、どういうわけか私のアンテナにひっかかって毎回楽しみに見ていた番組だ。番組のDVDを全部揃えたんだけど、友人に貸しまわしているうちに大半が行方不明になっちゃったのはご愛敬だ。
『唄う六人の女』は、VPNに同題名のコーナーがあった。こちらはmama!milkの音楽を劇伴に、和式の家屋で和服の女性が歌いながら、家事のような踊りを踊るというコーナー。なんならmama!milkもアコーデオンとバイオリンを弾きながら和室で踊っていたような気がする。微妙な色気とシュールに奇妙なスタイリッシュさがあふれた絵作りで、この題名とVPNが繋がった瞬間に絵が思い出されたくらいインパクトのあるコーナーだった。ま、VPNはどのコーナーもインパクトがあったけど。
映画『唄う六人の女』の宣伝では《車の事故で、奇妙な「六人の女」たちの住む美しい村に迷い込んでしまった2人の男性が女性たちの行動に翻弄されていく》という筋立てがあるような無いような内容の告知がなされている。VPNのコーナーと直接的になつながりはなさそうだ。ただ、また、VPNで見せたような、きっちりエロでグロでシュールでスタイリッシュな映画を、予告篇の期待以上に見せてくれるような気はする。
【関連するサイト】
| 固定リンク | 0
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 島本和彦のブンブンレポート(ウラシマモト):コミックマーケット105(2025.02.06)
- 映画『メイクアガール』(ネタバレあり)(2025.02.02)
- 2024年に見た映画(2025.01.01)
- 2023年に見た映画(2024.01.01)
- 映画『唄う六人の女』(2023.09.06)
コメント