2023年9月の記事
2023.09.27
2023.09.23
赤えびの炙り焼きと甘えび姿焼き 《桂新堂》
えびせんべいは名古屋名物の1つですが、名古屋人に聞くと名古屋でえびせんべいが1番美味しいのは桂新堂と皆が口を揃えて言うので食べてみました。桂新堂は、名古屋駅のお土産売り場では扱ってませんが、JR名古屋駅ビル高島屋食品売り場で扱っていたりするので、入手はわりと容易でした。
まずは赤えびの炙り焼き
ひとくちかじると口の中にエビの味がぶわーっと広がって、これはえびせんべいではなくてエビのすり身だけを焼いたのではないかと思えるくらいエビの味が濃いです。(原材料を見るとちゃんとデンプン、小麦粉が入っているのでえびせんべいで間違いはないです。)これは虫養いにも酒の肴にもいいですな。美味い。
そして甘えびの姿焼き。
見た通り甘えびを乾燥させて米パフやらで味を整えたもの。これもエビの味がガッツリして美味でした。
えびせんべいというと、エビの味もするせんべいというイメージがありますが、この桂新堂のえびせんべいは、がっつり濃厚なエビの味しかしません。さすが名古屋人が押すえびせんべいです。
2023.09.20
2023.09.18
初秋の岡山後楽園
初秋の日本庭園は、特段めにつく花もなく地味なものですし、特に今年は初秋といっても真夏日だったりして秋っぽくはないのですが、よくよく探すとそこかしこに秋の訪れが見えたりします。
沢の池越しの唯心山と岡山城の2ショットは強い日差しが映えてまだまだ夏の景色です。
芝生広場では赤とんぼが飛び回っています。ツクツクホーシの声に混じって、秋の虫の声が聞こえています。(←写真では全く見えていないです)
サルスベリはまだ咲いていますがさすがに盛りを過ぎていました。
花葉の池の蓮は、チラホラと数花を残すばかり。
桜林は落葉がすすんで、このあたりはもう秋の風情です。
でも隣の梅林はまだ青々していました。梅の葉っていつ落葉するんでしたっけ。
廉池軒近くの楓が色づき初めていました。
まだまだ、暑いですが、秋はすこしづつやってきています。
2023.09.17
伊勢うどん食べ歩き
先日、ちょいと思い立って伊勢うどんを食べに伊勢市へ行ってきました。
伊勢うどんとは、太くてとても柔らかい麺を真っ黒なタレにからめて食べる伊勢地方どくとくのうどんです。今回たべたのは宇治山田駅近くのちとせと、伊勢市駅近くの山口屋の2軒。
まずは、ちとせ。
歴史ありそうな外見の建物。中はフツーの大衆食堂といった感じでした。
ちとせの《肉いせうどん》
麺の太さはふつうのうどんよりやや太いくらい。歯ごたえはとても柔らかく、歯で噛まずとも舌と上顎で挟めばすりつぶせるほどヤワヤワ。タレは漆黒ですが、全然しょっぱくなく関東のそば汁のような醤油苦さもなく、旨味のかたまりで、ほんのり甘みさえ感じられました。七味でアクセントをつけ、麺にタレをたっぷりからませながらかきこみます。
食べたあとにはこれくらいしかタレが残りません。
歯ごたえは無いが食べごたえのあるうどんでした。
つづいては、山口屋。
駅前のマンション開発の影響をもろにくらって、長年営業した店舗から少しだけ駅から遠いところへ、この2023年7月に移転したばかりだそうで、お店は真新しいです。
これが山口屋の《かやくいせうどん》。
麺の太さは直径がふつうのうどんの倍くらい。歯ごたえがほんのわずかにあるくらいの、すすって食べられるくらいの硬さでした。タレは焦げ茶色で、こちらも塩味苦味なく、旨味がたっぷりあり、ちとせとくらべてやさしくマイルドな味でした。一般受けするのはこちらの味かなー。
なお、この山口屋の伊勢うどんをすすりながら食べたとき、上方落語家の時うどんのすする擬音と同じような音がしました。あれはヤワヤワのうどんをすするリアルな音だったんですなあ。
ちなみに、なぜ伊勢うどんをたべに行こうと思ったかというと、玉置標本さんの同人誌「伊勢うどんてなんですか」に触発されたのもあるのですが、そもそもは、その昔、仙台に住んでいた2006年頃に一番丁の壱弐参横丁に伊勢うどんの店が開店(!)して、物珍しさに食べに行き、麺のやわらかさと美味さに衝撃を受け、また食べようと3か月後に再訪したら閉店していたという悔しさのリベンジを果たしたかったというのが、いちばんの動機でした。
あと、面白いのが、名古屋人の伊勢うどん嫌いが徹底していて、伊勢訪問の前日に名古屋市内の居酒屋で明日伊勢うどんを食べに行くという話をしたら、異口同音に「あんなに不味いものをなんで食べに行くのか(大意)」と言われました。伊勢うどんはそれほどまでに名古屋人の口にあわないのか。うーむ。
まあ、伊勢うどん、麺の柔らかさ以上に、タレの美味さが独特なので、「うどんの腰原理主義者」でなければ、機会がありましたら是非経験していただきたい味です。
2023.09.12
2023.09.08
2023.09.06
映画『唄う六人の女』
このブログには珍しく封切り前の映画の情報などを。
伏見ミリオン座という映画館で、本編上映前に『唄う六人の女』という映画の予告篇が流れた。一見して不条理なドラマで、エログロかつスタイリッシュな絵が流れ、どこか惹かれるものがあった。2023年10月下旬封切りだった。
調べてみると惹かれるのも道理。監督の石橋義正氏は、かのテレビバラエティ番組『バミリオン・プレジャー・ナイト』(以下「VPN」と略す。)の監督で、VPNの1コーナーから独立した番組『オー・マイキー』などを作った人だ。VPNは2000年頃の深夜放送で、どういうわけか私のアンテナにひっかかって毎回楽しみに見ていた番組だ。番組のDVDを全部揃えたんだけど、友人に貸しまわしているうちに大半が行方不明になっちゃったのはご愛敬だ。
『唄う六人の女』は、VPNに同題名のコーナーがあった。こちらはmama!milkの音楽を劇伴に、和式の家屋で和服の女性が歌いながら、家事のような踊りを踊るというコーナー。なんならmama!milkもアコーデオンとバイオリンを弾きながら和室で踊っていたような気がする。微妙な色気とシュールに奇妙なスタイリッシュさがあふれた絵作りで、この題名とVPNが繋がった瞬間に絵が思い出されたくらいインパクトのあるコーナーだった。ま、VPNはどのコーナーもインパクトがあったけど。
映画『唄う六人の女』の宣伝では《車の事故で、奇妙な「六人の女」たちの住む美しい村に迷い込んでしまった2人の男性が女性たちの行動に翻弄されていく》という筋立てがあるような無いような内容の告知がなされている。VPNのコーナーと直接的になつながりはなさそうだ。ただ、また、VPNで見せたような、きっちりエロでグロでシュールでスタイリッシュな映画を、予告篇の期待以上に見せてくれるような気はする。
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