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2022年8月の記事

2022.08.20

『八百夜』4巻 (那州雪絵) 【ネタバレあり】

この世界の謎が少しずつ示されるが、尽く不穏な予兆しかない。

ヤオやヤオの仲間は、この世界の《外》から来ているヨソモノであることが分かるが、ヨソモノの中にも行動方針にズレや対立がある。それが世界の先行きをさらに見えにくくしている。流行り病の予兆もある。社会がこの世界の外からの干渉で不安定になりはじめている。

禁忌の地は、昔の兵器の残穢であった。ではその昔何があったのか。文明が途絶する程の悲惨なコトがあったか。

この世界で、ヤオが望むような小さな幸せが成就する程度の希望ですらどこにあるのか。謎をばらまくだけばらまき、緊張感が高まる中、
このお話はどこへいくのか。

この作者、那州ゆきへ、読者をイヤな気分にさせるためだけに1冊つくる(『私のともだち』)ような玉なのでハッピーエンドとは限らないんだよなあ。

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2022.08.16

蓮の花 《岡山後楽園》

7月下旬に岡山後楽園の蓮の花を見てきました。ほぼ終わりの時期だったので花の数は少なかったんですが、大ぶりの綺麗な花が見られました。

後楽園で蓮が咲いているのは2箇所あります。1箇所は井田の一角。

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こちらで咲いているのは大賀ハス。桃色基調の華やかな花が咲いていました。

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もう1箇所は花葉の池。大部分は咲き終わっていましたが、いくつか花が見られました。

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こちらで咲いているのは一天四海。真っ白で大輪の見事な花です。

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後楽園の本来の蓮の花の見頃は、早朝に観蓮節が開催される7月上旬だそうで。次回はもっと花の多い時期に見に行きたいなあ。

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2022.08.11

シン・ナゴヤの謎 《シン・ウルトラマンMEITETSU ウルトララリー》

名古屋鉄道(名鉄)とシン・ウルトラマンがコラボしたウルトララリーは2022年4月22日から6月26日まで開催されました。

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ラリーの設定は、名鉄のシンが頭につく13の駅を巡り、その中の8駅で売っているウルトラ入場券を買い集めるというもの。13の駅にはシン・ウルトラマンのロゴを模したウルトラ駅名標のポスターや看板が掲出されています。

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そして名鉄名古屋駅は、シン・ナゴヤの名標ポスターが掲示されいます。

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名鉄名古屋駅はシンがつかない駅だけど、ウルトララリーの景品交換所があるラリーの拠点駅だからポスターを出してるのかなと思ったのですが、そのポスターにちょっと変な所がありました。隣の駅が《栄生》《ナゴヤ球場前》です。実際の名鉄名古屋駅の駅名標はこう。

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隣駅は《栄生》と《山王》です。栄生はいいですが、山王の代わりに駅名がナゴヤ球場前です。

中日ドラゴンズの球場は、名古屋駅からは市街地の反対側にあって、隣駅でもなんでもないのになあ、と思ったところで思い出しました。星野仙一がエースだった頃は名古屋駅のすぐ近くに中日球場があったことを。

グーグルマップを確認すると、今もナゴヤ球場(旧中日球場)が山王駅のすぐ近くにあります。ウィキペディアで山王駅の歴史をしらべると、果たせるかな2005年までは山王駅はナゴヤ球場前という名前の駅でした。そしてそこから芋づる式に、2005年は愛地球博の年で、名鉄はこの年、愛知県外から来る観光客にも分かりやすいようにするという理由で改名した駅が他にもあり、名鉄の名古屋駅は2005年までは新名古屋駅だったことが分かりました。

というわけで《シン・ナゴヤ》駅の駅名標は、シン・ウルトラマンとのコラボのテイを踏まえた上に、約20年前の懐かし駅名のパロディでもあったわけでした。こういうヒネリは好きだなあ。

おまけ。シンウルトラマン仕様のななちゃん。格好いいぞ。

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※13駅のポスターの写真等、ラリーの記録はこちら→《シン・ウルトラマンMEITETSU ウルトララリーの記録

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