映画『未来のミライ』
7月からずっとタイミングが合わなくて後回しになっていた映画『未来のミライ』ようやく観ることができた。

前半のザ=ドリフターズレベルのスラップスティックは大変面白かった。
が後半は、言いたいことは判るが、理が勝ちすぎてたし、加えて言葉での説明が多くて、
私は《好きくない》だった。
後半のくんちゃんが駄々をこねるところは、身にしみて共感できたが、
立ち直るときのくんちゃんは物分りが良すぎて、道徳映画か宗教映画かといった感じ。
だからかクライマックスの飛翔シーンには、開放感爽快感はなく、
細田監督も自覚しているように《落下し家族の歴史に縛られる》ためのジャンプだった。
そいうところも《好きくない》だ。
細田監督が上手いなと思ったのは、
先に述べたスラップスティックの他に、街の鳥瞰の絵のちょっとした違いで、
《同じ場所》で《違う時代》ということを表すところ。
しかも最初に家の形が違うというわかりやすさで時間の経過を示したあと、
後半には、大きく景色が違うけど、
鉄道(とトンネル)の形で《同じ場所》の《ずいぶん昔》であることを
にじませるところ。不思議な現象がおきるときの繰り返しも面白かった。
迷い込んだ《東京駅》の不気味さ、非人間的な雰囲気もデフォルメが効いて目を奪われた。
だから2時間近く飽きずに観ることはできた。が、あまり私には響かなかった。
そんな映画だった。
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