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2016年9月の記事

2016.09.25

B2リーグ:熊本ヴォルターズ 87 - 70 香川ファイブアローズ(2016-09-24) at 熊本県総合体育館

記念すべき熊本のBリーグの開幕試合だけど、特別なセレモニーは県知事と大河原チェアマンの挨拶だけで、通常どおりの試合運営であった。ただ、その「通常どおり」ということの意味。

ヴォルターズは4月の熊本地震でJBLシーズンの最後6試合を棄権、本来のホーム益城町総合体育館は運動公園が被災者の避難所となっているため使用できず。スポンサーも被災して資金繰りが苦しく、チーム存続の危機を乗り越えながらの開幕戦である。通常通りにリーグ開幕戦ができたことの意味はとても大きい。

試合内容は、ヴォルターズの3ポイントシュートの調子がよすぎて、ファイブアローズのデフェンスも、よく走ってマンツーについていたけどどうしようもなかった感じである。ファイブアローズとくらべてヴォルターズの身体の当て方が上手いのか、ファイブアローズの方にファールが多かったし、そのせいかトラベリングの反則もファイブアローズ側に目立っていました。[1]
ヴォルターズがばんばん走って3ポイントをばんばん決めるので5千人近く入った会場は大盛り上がり。ホーム開幕戦としては大成功でしょう。

B1昇格へ向けていいスタートを切った熊本ヴォルターズ、今年はどこまでいけるでしょうか。

[1] トラベリングは他会場の元bjチームもたくさん取られていたようで、何かルールの運用にbjとJBLで違いがあったのかかもしれない。

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2016.09.22

漫才:飛石連休[ネタバレあり]

真打ち共演 (NHKラジオ第1 2016年4月9日放送)で聞いた漫才。久々に飛石連休の漫才をラジオで聞いたら大変面白かったのでちょっとレポート。

飛石連休は岩見のちょっとテンポが独特のボケが特徴で、今回もそれに藤井が振り回されている。

前半は岩見の「プロ野球と草野球の違いは?」という疑問に藤井が定義を説明する度に、岩見がそれに当てはまらない例を見つけてきては混乱するネタ。昔からやっているネタだけど、エスカレーションが激しくなってて大笑いした

「プロ野球はお金もらってるひと草野球はお金もらえない人」「僕の友達こないだ草野球の助っ人いって2000円貰ってたで」「それはお駄賃やんか。それでご飯たべていける訳じゃないでしょ」「でも帰りファミレス寄ってたで」「1食だけやん。1年間とおしてとか無理やろ」「ならいくら以上がプロなん」「いくらじゃなくて、それでちゃんと仕事としてご飯たべれててるひとがプロ。食べれてない人は草」「じゃ、ぼく居酒屋でバイトしてるから草漫才師という」「いや悲しい悲しい」「ぼくらの事務所、いっぱい草芸人がおるで」で大爆笑。

「草野球やってるグランド、主に土、プロ野球は主に草の上。プロ野球が草野球で、草野球は土野球や。」「足場で名前が決まる訳ではないから」「路上でやるのはストリートバスケやし。ローラースケートとアイススケート足場が違うだけちゃうの。浜辺でやるのはビーチバレー。」「めっちゃあるやんけ、足場で名前が変わるの」「芝生でやるのがグラススキー」「まだあるんかい。足場スポーツ博士か」「‥はい?」のテンポの良い掛け合いも見事。

後半は岩見の居酒屋のバイトの話題から、クレーマーの漫才芝居に入るも、バイトで鍛えた謝罪力で全くボケずに1分演じ切って藤井からメタにつっこまれる所も大笑いした。

ここに上げてないネタも含め15分の間に4つくらいのネタにテンポよく笑いを詰め込んで、とっちらかることなく走りきり見事でした。

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2016.09.13

2016年J2第31節 ファジアーノ岡山 1-0 レノファ山口(2016-09-11) at シティライトスタジアム

さて、天皇杯でしばらく間があいていたJ2リーグ戦も再開です。今回のお相手は開幕戦で引き分けたレノファ山口です。

雨の予報もあったんですが、天気は保ってくれ、昼間の焼けるような日差しも和らいだ午後6時キックオフです。
前半は前回と同じくレノファが押す展開に。レノファは隙間に走りこんではダイレクトにボールを繋いで3人目4人目と連動する攻撃で撹乱し、ファジアーノの守備はなかなかつぶしに行けません。いつもならパスが来た所に素早く寄せて相手が振り返るのを阻止するのですが、レノファはダイレクトで一旦落とすなり横にはたくなりして、また次のパスコースへと走り抜けて行くのでファール以外になかなか止めれない状態でした。ただレノファの最後のクロスの精度がいまいちで、ファジアーノはゴール前でだいたい弾き返せていたので危ない場面は《そんなには》多くはなかったです。

もう1つ気づいたのが、レノファの選手はトラップでボールを止めていない。ボールを止めずに次に走る方向へ少し弾くようにしてコントロールしていた。これガンバの選手もよくやっているんだけど、なかなかできるもんではない。レノファは、成功率が低くても、上手く行った時のメリットが大きいので(大木監督の時の京都サンガと同じ哲学だ)、運動量でチャレンジ数を増やして攻撃力を作っていた。ちなみにガンバは脚に覚えがあるせいか守備でボールを奪った直後も、これをやってて、ボールがちょっと暴れた時に五分五分で相手にボールが渡ってしまい大ピンチってことが良くあるんですが(先日の甲府戦の失点もそう)、山口は守備のクリアはクリアと割り切りがちゃんとしてまして、ディシプリンのある嫌なチームだなあという感じです。

ファジアーノの攻撃の哲学は、ボールを奪われないように、トラップはちゃんと一旦止めてコントロールして、大事に大事に運んで、敵陣深くのセットプレイの精度で押し込む、って感じで、その分引いて守る相手には手詰まり感があったんだけど、前週の天皇杯札幌戦でロングパス1本で裏を取ったら、そのままダイレクトでシュートして取る、という省エネカウンターが2本もハマったのが気に入ったのか、この試合でも一発でシュートを狙うような裏の取り方/パスがたくさんあって、なかなかスペクタクルな試合となりました。こういうちょっとした事で伸びしろが見えるファジアーノはまだまだ若いチームだけど面白いねえ。

で、お互い無得点で迎えた後半も戦術としては同じ展開でしたが、後半はファジアーノが、レノファの先を読んだパスカットを連発してレノファの攻撃がなかなか進まなくなりました。開幕戦も同じく後半からレノファの動きを読んで止めてたのを思い出しましたよ。ただ対処を覚えてたなら前半からやってくれよう。

ファジアーノの攻撃もいいところまでいくんだけど、守備の堅いレノファからゴールを割ることができません。0-0のままで90分が来るかなあという所、レノファゴール前で矢島が出したパスに大介がシュート!でなんだかごちゃごちゃしてたらゴールに入ってました。会場でのリプレイを見たら大介のシュートを弾かれた所に大介がまた走りこんでシュートして、またDFに弾かれたけどゴールに入っていました。大介のパンチの有るシュートのパワーで押し込んだ感じでしたなあ。ちょっと脳貧血がくるらい喜んでしまいました。で、まもなくタイムアップ、1-0の勝利でした。

応援も最初の頃はコアサポが声を張っても余り歌が出なかったのが、後半最後の方の面白い攻撃が続いた所ではスタジアム全部が歌い出したような、いい雰囲気が出ていました。

観客数が6試合連続1万人超えで、観客数の「チャレンジ1」は、現実味が出てきました。J2上位陣がほぼ勝ったので順位は4位から変動ありませんが、J1に向けての「チャレンジ1」も、少なくともプレーオフ圏内に入る可能性は現実味を帯びてきました。さてさて、今年のファジアーノはどこまで連れて行ってくれるのでしょうか。たのしみです。

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2016.09.07

漫画:エクソばんぱシストいあ(新井隆広)[週刊少年サンデー41号]

16ページの読み切りコメディ。

タイトルで分かる通り、バンパイア(吸血鬼)がエクソシストになって悪魔祓いをやったらどうなるか、というワンアイデアのシチュエーションコメディ。よく考えたらあろひろし先生がやりそうなネタだな。
発生する困難は総て容易に予想されるものなんだけど、それらに余すこと無く総てハマりこんでドタバタするド直球なコメディは清々しくもあり楽しい。バンパイアがなぜエクソシストに憧れているかの解説は説明口調でなく、テンポの良いセリフで強引に押し切るところは上手いなあと思う。

ファンタジーの騎手(via 扉の煽り文句)らしくオドロオドロした線で描かれるコメディというギャップも面白かった。星4つ。

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