古今亭文菊独演会(2016年6月4日)
熊本で、お寺で落語会を続けて45年という熊本落語長屋さんが主催する落語会に行って来ました。
会場はいつもは法泉寺というお寺なのですが熊本地震で損傷して使えないということで、今回は専念寺の御好意で開催に至れたとのこと。市電河原町から長六橋をわたって交差点から路地へはいってちょっと、歩いて10分くらいの所に専念寺さんはありました。(実はちょっと道に迷った)会場はお寺の本堂で観客は7、80人くらい。大部分が年配の方ですが中には小学生っぽい子供もちらほら見えます。
文菊師匠の演目は
- 替わり目
- 三方一両損
〈仲入り〉 - 抜け雀
お寺の本堂なので観客のすぐ目の前、2mも無い所に文菊師匠が座っているという距離の近さを最大限に利用して、三席とも細かい顔芸が炸裂します。替わり目の酔っぱらいやゼンザイ食いの仕草、三方一両損の吉と金のコメカミをピクピクさせながら啖呵を切る表情、抜け雀の嫌味をいう女将さんの嫌ったらしい表情などなど、よくまあここまで顔が動くものだと感心する表情で爆笑を誘っていました。また抜け雀では亭主の愚痴はほんと囁くような小さな声でつぶやき、絵描きに大声で恫喝されるという対比が可笑しかったです。
開演の主催者口上で、こんな時に落語会を開くべきかどうか一時悩んだが『普段通りのことを普段通りにやることが一番の復興ではないか』と考え開催することにしたとのこと。うん、そうだよなあ。
ところで、替わり目や抜け雀のおカミさんが嫌味をいう時の嫌ったらし仕草をみて『とても古今亭らしいなあ』と思ってしまったんだけど、これは古今亭の誰に刷り込まれたんだろうか。ちょっと思い出せない。
ともあれ、とても楽しい2時間でした。熊本県下の落語情報はここ『熊本落語だより』に詳しいです。
| 固定リンク | 0
「笑芸」カテゴリの記事
- 江戸家小猫師匠を観に行った。 「大須演芸場2月定席 令和5年2月5日 第一部」(2023.02.18)
- 吉笑知新 立川吉笑独演会 vol.5 (2023年2月11日) @名古屋市博物館講堂(2023.02.11)
- おすすめサイト:漫才とコントの6つの違いとは?(2022.02.05)
- 漫才とコントの違いについて(2019.10.22)
- AKB48グループの歌は演劇的というよりは演芸的である(2018.10.27)


コメント