SEX,HIRO-PON,MIME & ROLL
井の頭公園が誇る世界のパントマイマーデュオ”が~まるちょば”のHIRO-PON(ケッチじゃない方(笑))の8年ぶりのソロ公演を池袋のシアターグリーンに5月19日に観にいきました。
いきなり寝坊して開幕が15分遅れたり、観客席にいるケッチをいじったりというグダグダからだんだん観客をつかんでいくのはさすが。変に芸術に走らずキッチリ笑いを取りながら進めるのは2人の時といっしょでしっかり楽しめました。トイレのトラブル(遠い、満員、紙がない)という単純なシモネタスケッチなのにゴルゴ13のお面をかぶるとどうして笑いが3倍増しになるんだろうなあ。(「ゴルゴさん」)無表情が妙に能弁になる瞬間があったり。
名作の「ドラゴン/怒りのラーメン」(ブルース=リーが燃えよドラゴンのサントラにあわせて、ラーメンを作っていく)、「♪」(楽器を順にあて振りしていき4人バンドを完成させる)など音楽を上手くつかったもの、逆にBGMを消して足音すら聞こえるような状態でマイム芝居をしたり、音に対するこだわりが見えたような気がしました。
2人公演の時には気づかなかったんだけど、1人マイムの芝居は、自分以外の人がどこでどんな状態で存在するか、はっきりくっきり浮かび上がらせるんだねえ。中編「指輪」では、子供や子供の母親が、どんな表情で、仕草で、HIRO-PONの横にいるのかまで見えるようだった。あたかも横に人がいるように自然に自分を演技する独り芝居ではなくて、自分の反応を通じて他人を演技するマイムの技は、不自然かもしれないが、興味深いです。
それで何もない空間に人が見えてしまう人間の感覚って、認識論的にも面白いかも。
11月からはがーまるちょばで初の国内ツアーがあるとのこと。近所でもやるようなので、是非また見てみたい。
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