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2007.06.15

映画:ウミヒコヤマヒコマイヒコ

舞踏家田中泯がインドネシアを旅し、村人と交流しながら踊るともなく踊る映画。

田中泯の舞踏が何を伝えようとしているのか何を表現しようとしているのか、ずっと判らなかった。
雰囲気や身体の動きは面白いと思うが、田中泯が何を目的で踊っているのか腑に落ちなかった。

このドキュメント映画も最初は、田中泯がいつものように踊っているのだなという感じて見ていた。
だが、ウミヒコの章で、舳先で身体をモゾモゾ動かす彼や、水の中でのたうち回る彼を見、寝苦しい夜に気持良い所を探しているような、暖かい所を探し出す猫のようだと思った時に気付いた。

田中泯は世界を(気持ち良く)感じる為に、身体を動かし続けているのではないだろうかと。

巨大な神木のような樹木にまとわりつく彼や、道に寝転がる彼を見ることでその思いは強くなった。してみると彼が突然手足をブラブラさせたりふらついたりするのは、その身体の感覚を楽しんでいるのであり、子供を前に奇矯な動作するのは、子供の反応を引き出してそれを楽しむためであろう。稲刈りの労働を思い出し思い出して踊るのは、その時の身体感覚を身体の中で反芻して味わっているのだ。

田中泯は、全身を使って世界にちょっとだけ働きかけ、全身を受信機にして、自分の身体を含むこの世界を感じている所を我々に見せ/感じさせたいのではないのだろうか。

そんな感じがした。

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