お笑い筍者バトル
仙台はラーメン国技場の笑いの館で、お笑い筍者バトルがありました。旬者じゃなくて筍者(たけのこもの)。結成1年以内が出場条件なのだが、あろうことか4組全員初舞台。
出演者は出演順に
- 佐藤賢治
- 暴風亭波浪
- 弾丸ライナー
- 異次元大輔
(2006.02.19追加)
佐藤賢治
19歳。学校の先生コントで生徒の変な回答をスケッチブックで紹介してツッコムというネタ。作りやすいし、なんでも食べてしまうという生徒を設定して同じネタを繰替えすテンドンを狙うのは良い。がテンドンするならもっと普通のネタをいっぱいならべて、その中で時々繰替えすことをしないと、全部、テンドンなネタだけやっても意外性が普通になってしまって笑えなくなる。面白い所だけを集めたらもっと面白くなるだろうという発想だったんだろうなあ。残念。
コントは作り込んで世界に引き込むのが肝要だから、客いじりとかせず、立板に水みたいにセリフを詰めこむと良いんじゃないかなあ。あと、スケッチブックをめくる前にネタを忘れてチラチラ、下を見てしまって、ネタバレしてた。あれは書く順番を逆にすれば、次のネタは折り曲げたスケブの裏にスケて見えるし、全く見えない所からオチが出てくるほうがインパクトがあるやろう。演出、段取りを工夫すれば良いんちゃうかな。トップバッターにしては大きな声がちゃんと出てたし。
暴風亭波浪
55歳。一般的な笑い話やダジャレの引き出しがかなり多い人ではないかと思われる。 ある意味スタンダード。職場ではすごい楽しい人なんだろう。 ただ舞台で笑ってもらえるには,普通に人が失敗した話を洒落で奇麗にしめても、 あ、ちょっと上手いなだけで、ネタにもう一ひねりないと笑いは難しいんじゃないかな。 人生航朗師匠まではいかなくても、やや無茶苦茶な視点からつっこんで見るとか、もっと踏み出して欲しいな。
弾丸ライナー
高校2年生の漫才。好きな人→結婚式→出産という話題で、顔が真っ赤だったけど、 舞台度胸もありそうで、えかったんちゃうか。 練りが足らないのは、ちょっと面白いことをいってつっこんでそのネタ終わりというパターンが多かったこと。 結婚式の入場曲にロッキーのテーマだったら、そこから筋肉ムキムキの花嫁とか、腹筋しながら挨拶とか、 とんでもない絵が浮かぶ膨らせかたが何ぼでもあるので、もっと、とんでもないところまで話を広げてほしいな。 そこで印象づければ子供が生まれるときに、テンドンで同じネタが使えたりしてもうちょっと笑いが取れそうなんだけど。点数集計中のゲームで、いちのへ君、変な想像力とかありそうだし。ちょっと次もよければ一押ししてしまうかも(笑)
異次元大輔
元仙台吉本でワッキー貝山の元相方。こないだ新しい相方に逃げられたらしい(苦笑)
バレー(踊り)で鍛えた身体の形態模写。最前列の子供には受けてたなあ。 形態模写なのにすぐ言葉で説明したり、言葉で説明しなければ判らなかったり。 携帯電話の形態模写とかちょっと面白かっただけに、全部、身体だけで判るようにとか、 あれなんだろうとじっと考えさせてからオモムロに説明で笑わせるとか、 見せ方工夫すると面白いと思うんだけどなあ。完成度では今回、一番、下でした。
笑えなかったのは全然笑えなかったけど、もっと全然だめかと思っていたらそうでもなかったのは収穫だった。 来週25日は同じ場所で旬者バトル。用事があっていけないのが残念。
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