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2004.04.15

宮戸川のサゲ

新宿獅籠の会の立川こしらの宮戸川で、おみっちゃんを頭わるいギャルに仕立てたことで、途中の笑いは増えたが、 いつものサゲがサゲにならなくなったことを指摘したところだが、そうした新しい宮戸川にはどんなサゲが合うのやろうか。 ちょっと考えてみる。

(2004.04.15(注)落語の題をその場の聞き取りで湊川としてましたが、 ちょもさんの指摘で宮戸川が正しいことが判明しましたので修正しました。)

念のため、通常の宮戸川は"雷が近所に落ちたかドシャーンと鳴る。 「きゃあ半ちゃん」と抱きついたおみっちゃんの真赤な襦袢の裾がはだけて真っ白な足が…、 ここで本が破れていましてこの先は判りません"というサゲ。 2階に2人きりで押し込められた2人の緊張感が頂点に達した所にメタでスカすサゲで、 おみつと半ちゃんの純情な緊張感を どれだけ盛り上げるかが肝なわけです。

先日のこしらは、"真っ白な足が…、この先はエロくなりますので…"と終ったような終らないようなサゲ。 頭わるいおみつがトンチンカンな受け応えをすることで途中のギャグは増えたけど、最後が落着かないので、 なんとなくスキっとしない。

ありうるサゲはどんなんやろうか。いまさら足が出たくらいで興奮するような純情な性格設定ではないだろうから、 おみつが半ちゃんに抱き着いて、例えば、おみつ馬乗りでイタし始めて盛り上げて、そこでモザイクが掛って "落語倫理協会の検閲でここから先はできなくなっております"とか"〜ここから先は別料金となっております"という 元ネタのメタなスカしを踏襲するサゲ。

あるいは、おみつが馬乗りでイタし始めて、物語を進めて混乱の極みになったところで別の新しい駄洒落でサゲるという、 談笑がよく使う新しいサゲを着け加わえる方法。

また、おみつを頭わるいギャルにすることで途中のギャグが十分で、サゲで改めて笑いと取る必要が無くなれば、 おみつが抱きついて、2人なるようになりまして、このときできた子供が後の○○となるという、○○噺の一巻でございました。 というような実話噺/偽実話噺仕立てで終らせるのも有りやろう。

投げっぱなしの前衛ギャグをやるのでなければ、 落語はサゲで落着かせて終らせてほしいし、その方法は沢山あるのだ。

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「笑芸」カテゴリの記事

コメント

続けざまですいません。
この噺、”宮戸川”と表記することが多いかと思うのですが。
こしらさん、何かの工夫でこういう表記にされていたんでしょうか。

投稿: ちょも | 2004.04.15 15:18

>この噺、”宮戸川”と表記することが多いかと思うのですが。

ああっ、これ私の聞き間違い/勘違いです。

投稿: 傍見頼路 | 2004.04.15 22:23

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» 宮戸川のサゲ(2) [路傍亭]
先日、 「宮戸川のサゲ」 を書いた後で、落語の題名の間違えを指摘された時に宮戸川を検索して知ったのだが、この宮戸川普段演じられない後半がある のだそうだ。 [続きを読む]

受信: 2004.04.21 08:33

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